2007年03月02日

あとらす・とらべる Op.53

編成:打楽器五重奏
使用楽器:Marimba(5oct.)、Vibraphone、鍵盤ハーモニカ

この曲は、2007年3月に菅原麻衣氏などの委嘱により作曲した曲である。2002年にコンピュータで作曲した『Private Drive』がこの曲の原型で、マリンバ二重奏曲集『空想で描く24のクレヨン画』にも「眠らぬ街のカジノのネオン」という題で収録されている。

『あとらす・とらべる』は打楽器アンサンブルのための曲で、曲自体もボリュームアップして前出の作品とは明らかに異なるサウンドを生み出すものと考えている。また記譜されている楽器以外にパーカッションを自由に入れることが可能であり、僕はそれを推奨する。
この頃ちょうど車を運転する機会が多く、それも都内や地元などあちこちを運転していたので地図帳とにらめっこしていることが多かったのだが、道路地図は面白いということに気がついたのだ。鉄道マニアの方などは、時刻表ひとつで旅に出たような気分になったりして楽しめるというが、道路地図もなかなか面白いぞ!何気ないカーブさえも忠実に表現されていたり、コンビニや観光名所が書き込まれていたり、あちこちドライブしていくと素敵な風景に・・・。そんな妄想自動車旅行「あとらす・とらべる」。どんな旅になるでしょう。
2007年5月9日、大泉学園ゆめりあホールにて初演された。(演奏:江古田er)

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デモ音源
演奏音源

初演:2007年05月09日(於:大泉学園ゆめりあホール)
演奏:江古田er


ラベル:Percussion Ensemble
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2003年06月24日

樹々たちの祈り -大好きなSteve Reichに捧ぐ- Op.39

編成:マリンバニ重奏
使用楽器:Marimba(4oct.)×2

この曲は 2003 年の春くらいに作曲を初め、同年 6 月に完成し、翌 2004 年 10 月7日に有志で行った大学の打楽器アンサンブルコンサートにおいて、渡邉達弘と星華子によって初演された 2 台の 4oct.マリンバのための楽曲である。

そもそも Steve Reich の音楽と出会い衝撃を受けてから、氏の作品を手本にコンピュータを用いてミニマル・ミュージックを書き始め、形になったものを「Reich-ism シリーズ」として実験的に作り始めたのが2002年の夏。このシリーズは 2004 年に 10 作目を完成させて一応の完結としたが、この曲はそのシリーズの 8 作目にあたる曲でもある。

マリンバという木の音色が、丸く・柔らかく・艶やかであると同時に、寂しさを含んでいるように感じ、また世間で騒がれる森林伐採などの環境問題にも強く関心を寄せていた時期でもあったので、この曲名をつけた。樹々たちが何を祈っているのか具体的なことは分からないが、何か叫びにも似た強い意思が存在しているように2台のマリンバを共鳴させて倍音をうならせて欲しい。
初演の際、マレットは糸巻き(綿巻き)の固めのマレットを使用した。それはサウンドの中にひたひたとした水の存在を匂わせたかったからだ。マレットの選択は奏者の自由とするが、糸巻きマレットはお勧めであることを言及しておこう。

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デモ音源
演奏音源

初演:2004年10月07日
演奏:星華子+渡邉達弘
譜面販売:bluemallet JPC
ラベル:Percussion Ensemble
posted by ぼぶ at 12:00| Comment(0) | 演奏音源+デモ音源 | 更新情報をチェックする
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