2007年04月15日

空想で描く24のクレヨン画 Op.49

編成:マリンバニ重奏
使用楽器:Marimba(4oct.)1台

この曲は、2006 年から翌年にかけて作曲された 4oct.マリンバ 1 台で演奏可能なマリンバ・デュオ集である。曲は全 24 曲から成り、それぞれ 12 の長調・短調で構成されている。しかしながらこの調性は、厳密には転調したり民族的音階などを使用しているので、目安に過ぎないと考えていただきたい。
通常、マリンバアンサンブルといえば低音から高音まで幅広い音域を使用して重厚なサウンドを響かせるような曲が多いが、音楽大学や打楽器奏者等でないとなかなかマリンバを2台以上、或いは 5oct.マリンバを準備することが困難であることを昔から気にかけていた。大きな楽器・沢山の楽器がなくてもアンサンブルする楽しみを味わえる曲はないものか、と考えて4oct.マリンバ(c-c)で演奏できるマリンバ・デュオ集を!と思い書き進めてきた。
曲は全部で 24 あるが、演奏する際にその全てを演奏する必要は無い。状況や好みに応じて曲をチョイスし、好きな順番で構成していただきたい。できればその構成によって物語が生まれ、楽曲が紙芝居のように展開していって欲しいとっている。
もちろん 1 曲だけ演奏するも良い。昨今ではライブハウスで演奏されたり、ギターなどの楽器とのセッションも試みられている。
大切なのは 1 曲が 1 枚のクレヨン画になっているイメージ。そこはどこで、どんな風景なのか。そして、登場人物はどんな気持ちなのか。時に激しく、時にやさしく・・・。
強弱やアーティキュレーションなども、譜面上はあえて記載していない。途中に即興を加えたり、カホンなどのリズム打楽器を入れるのも良い。
結局のところ、どんな絵画が完成するかは奏者次第なのだ。

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C:ルシフェルの降り立つ丘
演奏:渡邉達弘(多重録音)

c:旅に出る王子のダンス
演奏:きなこフォカッチャ(菅原麻衣・金成葉子・富山恵理子・渡邉達弘)

Des:三日月森の子守唄
演奏:かほく市吹奏楽団×金沢大学打楽器アンサンブル

cis:ダイヤの似合うオアシスの踊り子
デモ音源

D:海辺にそよぐ椰子の木のダンス
演奏:打楽器アンサンブル「どってん博物館」(高橋若菜・正木恵子・渡邉達弘)

d:らくだの砂漠をかける風
デモ音源

Es:真白な帆を張る南風のダンス
演奏:きなこフォカッチャ(菅原麻衣・金成葉子・富山恵理子・渡邉達弘)

dis:赤のポルシェが駆ける街
演奏:かほく市吹奏楽団×金沢大学打楽器アンサンブル

E:山と空とパチャマンカの想い出
演奏:正木恵子+渡邉達弘

e:荷馬車で通った見知らぬ街
デモ音源

F:帰国を決めた王子のダンス
演奏:かほく市吹奏楽団×金沢大学打楽器アンサンブル

f:山裾なでる朝霧の唄
演奏:かほく市吹奏楽団×金沢大学打楽器アンサンブル

Ges:魔法の国の校庭ブランコ
デモ音源

fis:草原を走る月夜の白馬
演奏:打楽器アンサンブル「どってん博物館」(高橋若菜・正木恵子・渡邉達弘)

G:雲に浮かんだ風の王国
演奏:行川さをりとヨミンチャラ(行川さをり・チャーリー高橋・正木恵子・渡邉達弘)

g:墜落UFOの宇宙人のダンス
演奏:正木恵子+渡邉達弘

As:眠らぬ街のカジノのネオン
デモ音源

gis:月夜に香る夜桜の影
デモ音源

A:清らな森の泉の香
演奏:きなこフォカッチャ(菅原麻衣・金成葉子・富山恵理子・渡邉達弘)

a:廃墟の白の大きな時計
演奏:かほく市吹奏楽団×金沢大学打楽器アンサンブル

B:祖父にもらったオルゴール
演奏:かほく市吹奏楽団×金沢大学打楽器アンサンブル

b:雪降る夜の工場地帯
演奏:正木恵子+渡邉達弘

H:お城の花壇の蝶と空
デモ音源

h:雨の季節が終わるとき
(オリジナル版)演奏:正木恵子+渡邉達弘
(Piano+Marimba番)演奏:即興からめーる団(赤羽美希+正木恵子)
(アンサンブル版)演奏:打楽器アンサンブル「どってん博物館」(高橋若菜・正木恵子・渡邉達弘)




譜面販売:bluemallet JPC


ラベル:Percussion Ensemble
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2007年03月02日

あとらす・とらべる Op.53

編成:打楽器五重奏
使用楽器:Marimba(5oct.)、Vibraphone、鍵盤ハーモニカ

この曲は、2007年3月に菅原麻衣氏などの委嘱により作曲した曲である。2002年にコンピュータで作曲した『Private Drive』がこの曲の原型で、マリンバ二重奏曲集『空想で描く24のクレヨン画』にも「眠らぬ街のカジノのネオン」という題で収録されている。

『あとらす・とらべる』は打楽器アンサンブルのための曲で、曲自体もボリュームアップして前出の作品とは明らかに異なるサウンドを生み出すものと考えている。また記譜されている楽器以外にパーカッションを自由に入れることが可能であり、僕はそれを推奨する。
この頃ちょうど車を運転する機会が多く、それも都内や地元などあちこちを運転していたので地図帳とにらめっこしていることが多かったのだが、道路地図は面白いということに気がついたのだ。鉄道マニアの方などは、時刻表ひとつで旅に出たような気分になったりして楽しめるというが、道路地図もなかなか面白いぞ!何気ないカーブさえも忠実に表現されていたり、コンビニや観光名所が書き込まれていたり、あちこちドライブしていくと素敵な風景に・・・。そんな妄想自動車旅行「あとらす・とらべる」。どんな旅になるでしょう。
2007年5月9日、大泉学園ゆめりあホールにて初演された。(演奏:江古田er)

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デモ音源
演奏音源

初演:2007年05月09日(於:大泉学園ゆめりあホール)
演奏:江古田er
ラベル:Percussion Ensemble
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2006年12月21日

3つの言葉(ことのは) for Solo Vibraphone Op.51

編成:ヴィブラフォン・ソロ
使用楽器:Vibraphone

大学時代の作曲の授業の課題に作曲した曲である。
1楽章は黄金比、2楽章は白銀比を利用して作曲している。
3つの言葉が3すくみになるように、3つの楽章が関係するような楽曲であって欲しいと願っている。

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初演:2006年12月21日(於:学内コンサート)
演奏:渡邉達弘

<楽曲に添えられている言葉>

1.祈り
人はお祈りをする
その言葉は神への誓いではなく
素直な自分への願いである
死に直面し 生を祈り
病に直面し 健康を祈る
貧困の下で 裕福を祈り
戦争の下で 平和を祈る
・・・祈りは嘘のない心の嘆きである

2.嘘
人は嘘を口にする
その言葉は人を傷つけるものであり
人を守るものである
それは失敗作のハニートーストのように
口にした嘘からは密があふれ
やがて人は蜜に溺れていく
・・・嘘は理性が生んだ悲しいうたである

3.うた
人はうたをうたう
この言葉には底知れぬ力があり
一時に永遠(とわ)の想いがこめられる
我が子に子守唄をうたうとき
友と夢や希望をうたうとき
そして愛しい人に愛をうたうとき
・・・うたは人類史上最も美しい祈りの一つである
ラベル:Vibraphon Solo
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2006年10月28日

PHOTOGENIC -ホルンとピアノのための- Op.50

編成:ホルン/ピアノ 1台ずつ
使用楽器:Marimba(5oct.)(4oct.)、Vibraphone

ピアノ伴奏によるホルンの独奏組曲である。大学時代に作曲の授業でメシアン旋法を使用して作曲をする課題が出された際に反抗心をもって作曲した作品で、学内の作曲コンペに投稿し入選。カザルスホールでのコンサートで演奏された。
1楽章はメシアン第2旋法を使用している。
2楽章はメシアン第3旋法を使用し、リズムは演奏者名をモールス信号化したものを採用している。
3楽章は2人が小節に縛られずに演奏する手法を採用し、第2旋法と第3旋法でそれぞれ同時に演奏する。音の間隔が狭まってくると、ホルンがゲシュトップ奏法で2つの旋法で採用されなかった音を鳴らして緊張感が高まった後、2つの旋法を混ぜて(どちらかの旋法でしか採用されなかった音を採用し、どちらとも使用された音及び使用されなかった音は採用しない)新しい旋法を作り、優しい旋律で演奏されて終曲を迎える。

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1楽章.Stabile


2楽章.Cryptogram


3楽章.Affinity


初演:2006年12月18日 (於:カザルスホール)
演奏:村田美穂(Hr.)、渡邉達弘(Piano)
ラベル:Hr Solo
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2004年04月17日

MARIMPIA Op.42

編成:マリンバ三重奏
使用楽器:Marimba(5oct.)(4oct.) 2台

この曲は 2004 年 4 月に作曲した 5oct.と 4oct.マリンバ 2 台で演奏可能なマリンバ三重奏である。同年 10 月に学内演奏会にて高橋若菜・加藤さおり・谷ヶ崎百合子によって初演された。

2004 年はアテネオリンピックが開催された年でもあり、勝手にマリンバの祭典を妄想して、そこへ向かう道中を思い描いて作曲した。コード進行から作曲しそこに旋律を乗せて作曲していた時代の楽曲であるのと、幼い頃に聴き馴染んだフュージョンバンド“CASIOPEA”の影響が残った曲であり、と同時にマリンバの音色について自身で深く考えるきっかけとなった曲でもある。

序章の和音のうねり、A のシンプルでいて味わい深いマリンバの音色、14 小節から のトレモロによる夢膨らむ和音展開、B からの輪奏による経過を経て C のテーマに至る道中。そしてその後の明るいノリのある音楽。この“Marimpia”を演奏される方々は、誰もがその架空の楽園への道のりを楽しく歩まれることを祈ります。

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デモ音源
演奏音源

初演:2004年10月某日
演奏:加藤さおり,高橋若菜,谷ヶ崎百合子
譜面販売:bluemallet
ラベル:Percussion Ensemble
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